旅先で"いかにも日本人"感を出さないためのポイント
海外旅行先で必ずと言っていいほど日本人とすれ違うのですが、見ればすぐ日本人と分かるぐらい、ルックスや行動が特徴的です。日本人は海外では甘く見られがち、や、スリの標的にされやすい、など、聞けば聞くほど海外行きを敬遠したくなるような話をたくさん耳にしてきました。
そこで、「自分は’ザ・日本人’ではないぞアピール」をして安全に堂々と海外を歩き回ろうといろいろ試行錯誤をしてきたので、今回はその方法をシェアしようと思います。
読者の皆様も何かアイデアありましたらぜひ分けてください!
手配
まずはガイド付き団体ツアーに参加しないことです。外国人の団体行動は非常に目立ちますし、たとえ自由行動中であっても胸のバッジやリュックに付いているタグで分かります。
近年はエクスペディアなどで手軽に個人手配ができるようになっているので、飛行機とホテルの確保は難しくはないと思います。またネット情報も爆発的に増えているので回るコースも自由に決められます(そこで悩みたくない、という方も多いですが・・・)
治安や移動の足がどうしても心配、という場合は現地発着の非日本語のツアーを選びたいところ。現地ガイドのほうが博識なので、賢くなって帰るためにも私はそうすることが多いです。
身だしなみ
サラリーマンの休日のお出かけの恰好はいかにも観光客風に見えます。また、ガイドブックによく書かれている「動きやすい服装」も意外と周りから浮いてしまいます。 部屋着、あるいは近くのコンビニへ行く時の服装、ぐらいがちょうどいいと思います。まあこの辺の基準は旅行先によっても違ってくるので、現地の人の様子を伺ってから決めるのがベターでしょう。
また、カバンはなるべく小さく、お土産の手提げ袋を下げるのも避けた方が無難です。
バッグから出してはいけないもの
①財布
明らかに周囲に誰もいないトイレの個室やホテルの室内なら構いませんが、外出中は財布を出さない方が賢明です。カードの通用度が高い地域では、カードだけ別にしてポケットに入れておくなどしましょう。現金を持ち歩く場合は、財布から出してポケットに入れましょう(つまり財布本体はホテルのセーフティーブックスに置きっぱなしにする)。お釣りとしてもらったコインはチップとして寄付すれば、ポケットが重くなることはありません。
貴重品は肌身離さず、とよく言われますが、バッグにまとめて入れてしまっては貴重品のありかを自らアピールしているようなものです。ご注意を!
②ガイドブック・地図
理由は定かではありませんが、ガイドブックを見ながら歩いているのはほぼ間違いなく日本人です。
地図を手にキョロキョロは絶対にNG。スマホでGoogle Mapをちらっと見るぐらいにして、迷ったら一度、目立たない場所に立ち止まって周囲の目印をさりげなく確認。
③カメラ
財布と並んで狙われやすい物の1つです。コンデジならまだOKですが、一眼を首から下げて歩くのは危険です。
極力、スマホのカメラを使ったほうがいいです。
ちなみに、レストランで料理の写真を撮るのも日本人的な行動ですので注意。
④パスポート
当然、狙われやすい物なので、人前で出すのはやめましょう。できればカバンではなくポケットに入れておきたいところです。また、万一に備えて写真ページのコピーを取って本体とは別に保管しておくと良いでしょう。
気を付けたい行動
①日本人ですか?
母国語で話しかけられるとついつい警戒心を解いてしまうのが日本人の性ですが、犯罪者の狙いはまさにそこなので、疑ってかかりましょう。
また、近くで日本語の会話が聞こえてきたときもむやみに振り向いたりするとすぐに日本人だとばれます。
②他人と目が合ったとき
すぐに目をそらすのが日本人、と言われています。あからさまに目や顔をそらすよりは、相手の鼻や口に視線を移して正面から見合わないようにするのが自然です。
③必要以上のスマイルとsorry
Thank youの代わりにsorry(すいません)を使うのは日本人ぐらいなものです。現地語の「ありがとう」は必ず覚えて、どんどん使いましょう。
アメリカなどではスマイルが「自分は犯罪者じゃない」ことを示す大事なメッセージだったりしますが、会話中に必要以上にスマイルを出すのも不自然なので、ほどほどが肝心です。
と、ここまで色々書いてきましたが、大事なのは楽しむこと!
必要以上に神経質になっても旅行は楽しくならないので、「普段の生活と同じように」を心がけて旅を満喫しましょう。
ちなみに私は上記をすべて実行したにもかかわらず「すいませんシャッター押してもらえますか」と声かけられたことがあります。。。やっぱり顔立ちで分かるんですかね。
また次回!