ARNYUKI

生真面目マイラー参上

旅行とエアラインが大好きな機械系エンジニアのブログです。2016、2017年度ANAプラチナ。SFC取得。2018年度JALサファイア&JGC獲得。

JALサファイア&JGC獲得へ向けた2017年の旅行計画!


注:
本記事はJGC修行とは違い、旅行のついでにポイントを稼ぐスタンスで書いています。FOP効率の良いルートをお探しの方は、申し訳ありませんが他のサイトをご参考にしてください。



だいぶ前の記事でJALグローバルクラブJGC)の概要やFLY ONポイントの獲得計画について書きました。

arnyuki.hatenablog.com

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そして2016年末、ついにJALマイレージバンク(JMB)に入会しました!

今はクレジット機能無しのマイレージカードですが、日本に帰国したらボーナスマイルなどの特典があるJALカードに切り替えを目論んでいます。こうなるともうJALへの浮気が確定です笑


実をいうと、ANAプラチナ獲得が確実になった昨年の後半あたりから、出張や旅行に意識的にアメリカン航空JALと同じワンワールド加盟)を使うようにしており、JALマイルを貯め始めていました。

2017年もすでに何度か乗っていて、ステータス獲得に必要なFLY ONポイントは3000ポイント余り貯まりました。サファイア到達&JGC加入のためには50000ポイント必要なので、まだまだ長い道のりです。


私は3月末に日本に帰国し、その後は会社のカレンダー通りに過ごします。帰国のすぐ後にはゴールデンウィークが待っていますし、その後も7月の3連休や夏休み、と休みがどんどんやってきます。空マイラーの私は飛行機を使った旅行がマイルやポイントの獲得源ですが、そろそろ旅行手配を開始しないと残席数が心配です。

この手の話題は自分の中に秘めておくことが苦手なもので笑、手配状況やポイント見通しを記事化したいと思います。



旅行先の検討


「旅行を楽しみつつポイント獲得したい!」「長期休暇でないと行けないところに行きたい!」、、となるとやっぱり海外。できれば現地の航空会社を使って、出発時から海外気分に浸りたいところです。

JALのFLY ONポイントを貯めるためには、ワンワールド便またはその他提携会社便に乗ることが必要です。ワンワールドの加盟航空会社とネットワークは以下の図参照。(少し古い図なので2014年加盟のスリランカ航空が抜けてます)


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ワンワールド加盟会社は2017年2月時点で15社あり、このうち日本に就航しているのはJALを除いて10社です。つまり行き先候補は10カ国となります。が、私は日本語と英語しかできないので非英語圏のカタール・ロシア・スペイン・スリランカがまず除外されます(スペインはいつか行ってみたいですが・・)。

そして英語圏のうち最近行ったばかりのアメリカ・フィンランド・香港を除外して、オーストラリア・イギリス・マレーシアが残りました。

実は3カ国ともANAで行けますが、今年はJALのマイルとポイントを貯めたいので遠慮。



気候が全く異なる3国なので、旅行にふさわしいシーズンも違います。

南半球のオーストラリアはできれば冬を避けたい(冬のシドニーも小さい頃に経験していますが寒さと乾燥がすごかった記憶しかない)。とすると現地が真冬になる夏休みに行くのは厳しく、ゴールデンウィークが一番良さそうです。

イギリスについては、今回行きたいのはロンドンではなく湖水地方コッツウォルズなどの地方なので、気候がいいのは夏です。

マレーシアは常夏でいつ行っても同じですが、現地の日本人会などが主催する一大イベント・盆踊りを見たいので、例年の開催時期である7月〜9月の週末となります。3連休に重なってくれると観光時間もとれて嬉しいのですが・・・



飛行機だけ早速手配!


繁忙期の飛行機は安い運賃が残っている今のうちに押さえてしまおう、ということで、早速探してみました。

まずゴールデンウィークのオーストラリアはこんな感じ。


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シドニーから入って、西海岸のパースから抜けるという行程。間の移動は別途手配します。シドニー発着でエアーズロックにも行く予定です。


実はこの旅程、ポイントを貯める観点では非常にもったいないことをしています。得られるFLY ONポイントが、JAL便で行く場合よりも大幅に小さくなってしまうからです。


どういうことかというと・・・

まず、FLY ONポイントの計算式は以下です。


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フライトマイル」は路線距離と予約クラスによって決まる数値で、エコノミークラスなら路線距離(区間マイル)の30%, 50%, 70%, 100%のいずれかになります。

FLY ONポイント換算率」は行き先によって決まる数値で、説明欄の「その他の国際線」はJAL便名でない全てのワンワールド会社便を含みます。今回予約した便もそれにあたるため、換算率は1倍となります。同じシドニー行きでもJALの成田発便を取っていたら、オセアニア線の倍率:1.5倍が適用されます。

実際の運航会社に関係なく、JAL便名で予約した便のFLY ONポイントはJAL便による獲得とみなされ

  • 国内線や近距離国際線で1.5または2倍の高い換算率が適用される、
  • 片道あたり400ポイントのボーナスがつく(キャンペーン期間中)、
  • サファイヤ到達条件である「JALグループ便で25000ポイント以上」を満たしやすくなる

というメリットがあります。予約時には常に便名を意識しないといけないですね。


第1区間の羽田〜シドニーJAL便名がもともと付いておらずQF単独便のため仕方ありませんが、最後のシンガポール〜成田はJAL運航便をわざわざQF便名で予約してしまったのでJAL便扱いにならず換算率が1.5倍ではなく1倍となり、悔しいところです。

JAL便名での予約にこだわる場合は、JALのサイトから予約するのが確実です。 また、expediaでは同じ便でもコードシェア親(=実際の運航会社)とコードシェア元(=便名だけで運航はしない)を別々に表示してくれるので、どちらの便名で予約するかを選ぶことができます。 いずれにせよ、便名ごとに定員があるので、JAL便として予約したい場合は早めが吉です



少し脱線しましたが
続いて夏休みのイギリスはこんな感じ。


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飛行機は東京〜ロンドンの往復のみで、イギリス国内の移動はバスか電車の予定です。

こんどはオーストラリア便の反省を生かして笑、往復ともJAL便名で押さえました。実際の運航会社はブリティッシュエアウェイズです。



マレーシアについてはまだ日程が固まっていないので、あくまでサンプル旅程ですが以下のような感じ。


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お目当ての盆踊りは例年通り土曜日の夕方〜夜だとすると、その日の昼間便でクアラルンプール(KL)に夕方着くのでは間に合わないと考えられます。そこで前日発の夜行便があればいいのですが、あいにくANAエアアジアの羽田便だけ。で、苦肉の策としてJALの夜行便でシンガポールに入り、乗り継ぎでKL入りすることにしました。


獲得ポイント予測


JALANAと同様、自社便で獲得できるマイルやポイントの計算ツールを公開しています。さらにJALは、自社便の就航先以外も含めて区間マイルを計算できるツールも持っています。こちらを使って計算してみます。

JALマイレージバンク - マイル数(Pontaポイント)をしらべよう!

JALマイレージバンク - 距離制特典区間マイル計算機



①オーストラリア

東京→シドニー→パース→シンガポール→東京 の区間マイルの合計は12643マイル。

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予約済み航空券のクラスはKまたはLなので、以下の表から、区間マイルの50%にあたる6322がフライトマイルになります。先ほど書いたように換算率は1倍なのでFLY ONポイントも6322です。

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②イギリス

JAL便名で予約したので、フライトマイルの積算率はJALの規則(以下表)が適用され、さらに1便あたり400のボーナスポイントも付きます。 予約済み航空券のクラスは往路がL、復路がSなので、獲得FLY ONポイントは区間マイル計12428×50%×換算率1倍 + ボーナス400*2で7014となります。

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③マレーシア

まだ予約していませんが、一番お得なダイナミックセーバーD/E/F運賃で行くとすると、シンガポール往復で5768ポイントを獲得します。シンガポール〜クアラルンプール間でマレーシア航空を使うとさらにその分のポイントが加わります。現時点では航空会社未定なので保留。



ここまでで、獲得するFLY ONポイントは19104ポイント。

そして現在までに獲得している3663ポイントと、JALカード切替後の初回搭乗でもらえる5000ポイントを合わせると27767ポイントとなります。


5万ポイントには全く足りませんorz



さらに旅行先を検討


足りないポイントを埋めるためにさらに行き先を加えます。

  • ずっと前から行きたかったドバイJAL便名のついたエミレーツ航空が就航していますので、うまいことJAL便名で取れればポイントを稼げます(エミレーツ航空自身はアライアンス無所属ですが、JALコードシェア提携)。往復で5757ポイント。

  • いま住んでいるサンフランシスコも、出張で1回以上は来ることになると思います。ここでもJAL便を選べば5930ポイントをゲット。

  • バンコクをはじめタイの観光地やリゾートにも行ってみたい。獲得ポイントは往復で5104ポイント。



ここまでで合計44558ポイントとなり、だいぶ光が見えてきました。あとは国内旅行で埋められるでしょう。


それにしてもすごい金銭負担になりそうです。。。 思えば、ANAのスーパーフライヤーズカード(SFC)を取れたのは海外出張が何度かあって会社経費でポイント獲得できたおかげでした。 今年も同じくらい出張が入ることを期待します。もしそうなったら、旅行を1つ2つぐらいは来年に回そうと思います。


冒頭に「修行僧向けではない」と書いたにもかかわらずここまで読んでくださった修行僧の皆様、世の中こういう人もいるという一例として受け止めて頂けると幸いです笑

ちなみに本記事に載せた行程のFOP単価は20円を超えると思います。OKA-SIN*1に代表される高効率ルートにはとても敵いません。


ポイント獲得状況は今後も何回かブログ記事でお伝えしようと思います。

ではでは。



*1:便数が多く、比較的安い運賃で大量ポイントを獲得できる那覇〜東京〜シンガポールの往復行程のこと