アップグレードポイントを使ってビジネスクラスに乗る!
仕事の都合で、2週間ほど一時帰国しました。 往復のうち1便がたまたまアップグレード可能なチケットだったので、これはチャンスとばかりにビジネスアップグレードを申し込んでみました。今日は手続きのやり方をシェアします。PCサイトをベースに解説していますが、スマホアプリからでもほぼ同様にできます。
アップグレードの条件
アップグレードのためには航空券を、対象運賃で購入する必要があります。
ANAのサイトによると、以下の予約クラスが対象です。予約変更などがしやすい代わりに、運賃が高めになっているクラスです。
この条件が曲者で、今回のように会社の費用で手配する場合、敢えて高い予約クラスを選ぶという行為ができないので、アップグレードのチャンスに恵まれないのが難点です。今回は直前の手配だったこともあって偶然Mクラスになっていたので、味を占めてアップグレードに挑戦しました。
アップグレード方法は2つ
ANA国際線では、①マイルによるアップグレードと、②プラチナ以上の会員に付与されるアップグレードポイントによるアップグレード、の2通りの方法があります。予約過多など航空会社の事情でアップグレードされる場合もありますがここでは割愛*1。
必要なマイル・ポイント数は以下のとおりです。
マイル
米国本土で一番日本に近い東京~バンクーバー間の区間基本マイルが4681マイルなので、米国本土とヨーロッパの便はすべて25000マイル以上が必要ということになります。
ポイント
上級会員のアップグレードポイントは、前年に獲得したANA便のプレミアムポイント数に応じて毎年4月に付与されます。(他社便で獲得したポイントはカウント対象外)
プラチナ以上の会員でスーパーフライヤーズカード(SFC)を持っている場合は、一律4ポイントがさらに加算されます。
私の場合は、2015年のANA便プレミアムポイントが25000ポイント余り(プラチナ基準ぎりぎり!笑)で、年内にSFCを取得していたので、現在12ポイントを持っています。
米国便ではエコノミーからビジネスへのアップグレードに10ポイント必要。ということは使えても1回だけとなります。
ポイントの有効期限は翌年3月までの1年間で、余ったポイントはSKYコインに交換ができます(1ポイント=1000コイン)。しかし座席アップグレードに比べるとポイント価値が下がることになるので、是が非でも”本来の用途”に使いたいところです。
手続き
国内線では当日空港での申し込みとなりますが、国際線ではフライト24時間前までにネットで申し込む必要があります。マイル使用でもポイント使用でも、手続き方法は同じです。まずは予約確認画面に進みます。
アップグレード申し込みのボタンを押します。
予約便の中にアップグレード可能なものがあれば、次の画面が出てきます。申し込みに進みましょう。
便を選択。今回はアップグレード可能なのは1便だけです。
マイルとポイントのどちらを使うかを選択し、次へ。
確認画面の最後にチェックを入れ、申し込み。
完了画面が出ます。この時点ではまだアップグレード確定しておらず、予約クラス欄に「空席待ち」の表示が出ます。ポイントが実際に消費されるのはアップグレード確定後となります。
この段階でもう一度、予約一覧画面を見てみると、同じ便が2つ表示されています。
どうやらシステム上では、元の予約と今回申し込んだアップグレードの2本の予約が存在している模様。アップグレードが確定した時点で、元の予約が取り消されるみたいです。
あとは結果が出るのを待つのみです。多くの場合は当日チェックイン時に確定するようですので、それまでどきどきしながら待ちます。
空席待ちの結果は・・・
いよいよ当日、空港へ。
係員「**様、ポイントを使ったアップグレードを申し込まれてますね」
私「はい。ネットで申し込みましたが。」(どきどき・・・)
係員「申し訳ございません、ビジネスクラスは満席でして、本日はエコノミーでのご案内となります」
私「あ、分かりました」(ちーん・・・orz)
・・・・これがビジネス路線の難しいところでしょうか。
冬休みにまた一時帰国するので、チャンスがまた来ることを祈ります。
また次回。